1965-05-12 第48回国会 衆議院 内閣委員会大蔵委員会農林水産委員会連合審査会 第1号
一方、そういう供出農民というのは、まさに最低限度の生産費の補償さえもなかったということです。来年度の生産費に足りない本年度の米価という形が、三、四年続いていっておる。ですから、状況は同じじゃありませんよ。同じじゃないどころではなしに、むしろその耕作農民は補償さえもされてないという意味では、さらに補償なり報償なりを要求し得る権利がある。私は逆にこういうように考える。
一方、そういう供出農民というのは、まさに最低限度の生産費の補償さえもなかったということです。来年度の生産費に足りない本年度の米価という形が、三、四年続いていっておる。ですから、状況は同じじゃありませんよ。同じじゃないどころではなしに、むしろその耕作農民は補償さえもされてないという意味では、さらに補償なり報償なりを要求し得る権利がある。私は逆にこういうように考える。
○水田国務大臣 もしこれが米価の一部だとするなら、私はこういう供出農民に対して全部恩典が及ぶならかまいませんが、ごくわずかの人にしか恩典が及ばないというものを米価の一部だといって温存する気はございませんで、むしろ米価は米価として、今年度はこの農家の資本に対して利子をつける、労働の利子までつけて米価を算定するというところまでいっておるのですから、ああいう形の中で合理的に解決さるべき問題であって、ごく特殊
もしもこれが私が今言いますような、浅くてよいと思つてそこで割当をして、割当をしてしまつた以上はこれの改訂、改正は容易ではないというような姿を出して来ますと、そこに思わざる供出農民と政府との間においてトラブルを起し、紛糾を起して行くことになるのじやないかと心配されるのであります。ひいては後に来るべき生産意欲についても、大きなる支障を呼び起すのではないかということにも心配があるのであります。
従つて、われわれの主張を党にお帰りになつて了解を得るときに、いろいろな表現の上にゼスチュアが必要であつたために、完遂という文字をつけられたのではないかと考えられますが、今日迷惑するのは、四面楚歌、あちらこちらから改進党がどうだこうだという声がございますが、私はそれよりも、むしろ供出農民が非常に迷惑するのではないか。
これは供出農民の立場にもなり、また配給米を受ける者の心持にもなつて、こういう方針は今後厳重に守つて、不明朗な疑惑を持たれないように願いたいこう思うのであります。
そんなに苛斂誅求的に供出を強制しておいて、しかも二千万石からの保有を政府が持つということは、供出農民の立場からいうと、納得できない問題がここにある。これをあなたはどうお考えになるかということが一つ。
○有田政務次官 今度のこの問題は、ばれいしよと麦の報奬も問題でありまして、しかも日限が非常に切迫いたしておりまするので地方長官の意思にまかせるということになつたことはまことに遺憾の至りでありますけれども、御存じの通りに、各縣とも非常に事情がかわつておりまするし、政府としてこれをこの際束縛をするというやり方よりも、むしろ供出農民の意向を十分参酌して、各縣において地方長官がその縣々の実情に應じて、今回のみの
○有田政府委員 御存じの通りに、農民の中でも商人からとりたいという者が絶対にないとは北委員も考えてないと思うのでありまして、供出農民の御意向のままにやりたい。かように考えておるので、供出農民の中でもおれは農業協同組合に入つておるが、やはりあそこの店から今までの習慣上とりたい。かような人が絶対にないということを北君がおつしやるならば、これはおのずから別であります。
それに関連いたしまして、この登録小賣業者別の取扱い数量の割当は、消費者たる供出農民の希望する度合に應じて、地方長官において決定する。
そのとき安本長官の言明といたしまして、本年度の麦、ばれいしよの供出リンクの衣料品の登録小賣業者別取扱数量の割合は、消費者たる供出農民の希望する度合に應じて地方長官において決定するものとする。但し右の処置を実施するにあたつては、リンク用衣料品の配給時期を遅延させず、かつ農民の自由な意思を反映させるとともに、各登録小賣業者のいずれにも差別的取扱をしないように留意する。
○有田政府委員 さような意見も安本なり農林、商工の間にいろいろ話があつたのでありますが、結論するところ麦、ばれいしよの報奨が目前に迫つておるので、この際は供出農民の意向を十分参酌してやるようにという、今あなたが申されました線において、地方長官に委譲するということになつたわけでありまして、御了承を願いたいと思います。
○有田政府委員 昨日全國の商業者大会がありまして、本日その方々の代表がお越しになつて、今度の政府の決定であるところの供出農民の意向をしんしやくしろということについて、いろいろ疑惑のある御質問がありました。
○有田政府委員 その方法につきましては、こまかい指示は政府からは長官にいたさないのでありますが、長官において供出農民の意向を参酌して御決定を願うという方法になつております。
であるからして供出農民全部にわたつて輿論調査等をして、個々の声がほんとうに反映するならばそれでけつこうなんです。ところが現実には從來のそうした風習を見ると、結局そういつた場合には必ず村長と農協理事長が行つて、当村の方針はこういうことでありますということに落ちつくことはもう見え透いております。とても各村各村で輿論調査をやつて、ほんとうに農民の声を反映せしめるような手数をかけるところはどこにもない。
先ほどおつしやたように、業者の意向を聞くということはけつこうでありますが、供出農民の意向を聞くというようなことは、現実においてこれはとても実行できない大体そういつた場合は、一々互細な世論調査をするのではなくして、村町並びに供出品を扱う農協の理事長、これらが縣廳に行つて、農民の意思はここにあるという報告をするにきまつている。
門脇さんがこの地方長官が供出農民の意向を参酌して決定するということ、これに御不満のように思いますけれども、供出農民、消費者の意向を無視した配給の仕方ということは私はあり得ないと思う。しかも一年間農民が汗を流して働いて供出した。その品物に対して供出農民の意向を無視して、地方長官がこれを決定せよと言うことは私はできないと思う。しかも各縣々々で事情が違う。ある縣では農業協同組合が全部扱つておる縣もある。
それにつきましては、なお一定の範囲のリンク衣料品、その他の物資につきまして、需要者の送択制ということを強く強調いたしまして、この供出の目的を達成いたしたいという心組みから、本年麦なりあるいはばれいしよの供出についてのリンク物資につきましては、大体その取扱いについて、登録小賣業者別の新規取扱い数量の割当というものは、消費者である供出農民の希望する度合に應じまして、地方長官においてこれを決定する。
○山崎恒君 今一つそれに関連いたしまして、大臣にお願い申上げて置きますが、先程安本長官は、はつきりと農民の意思によつた登録制によつて一つ配給するようにしたいというような御意見であつたのでありますが、この地方長官が大体決めるというあり方は、この間自由党の政務調査会で決つた案と思われるのでございまするが、本年度の変、馬鈴著供出リンク衣料品の登録、小賣業者別取扱数量の割合は、地方長官において、供出農民の意向
こういうことも考えておりまするし、この供出農民の方々の御意向を十分斟酌いたしまして、そうして地方長官においてもその意思の決定に從つて選択してこれを利用して頂く、用いて頂くというような考えで今日我々は一応臨んでおる次第でありまして、あらゆる点においてできるだけの努力を我々は拂いたいと存じておる次第でございます。
(拍手)すなわち、その決議の内容のうちに、不正に租税の賦課を免れしめ、納税を妨害する等納税意欲を低下させる行為、供出を阻害する行為、不法に労働爭議を挑発させる行為、こうした文面これ自体を見て行きまするならば、すなわち一方的に納税者を弾圧し、あるいは供出農民を弾圧し、あるいは労働階級の爭議を弾圧することのためにこの委員会が使われるところの内容を藏しておるということが明確に判断できるのであります。
同時に私は、供出農民に対する保有四合を引上げることが必要であると考えるのでありますが、農林当局はどういう考えを持つているか。この保有米の引上げについても、明確なる方針を承つておきたいのであります。 第三に、私は農産物價格の問題について伺いたいと思うのであります。
それから次の第二の御指摘のありました点は、報奬物資を割当配給する場合は、品目、数量、價格、規格、銘柄等を明記した現品を地方事務所單位に送付し、供出農民に供覧せしめる、こういう御意見でありまして、これはできるだけこの線に沿うて私どもは本年は処置をいたします。
ところが、これは新潟縣にあつた一例でございますが、いわゆる早場米の供出にあたつて、もちと、うるちと一緒に供出して、受入にあたつてこれが区別をしてなかつた、そのためにここに價格が發表になりまして六十八圓の差額があることを供出農民は知りまして、これが拂戻しを要求しているわけであります。
これは概算でありますが、この十四億なり、あるいは十五億なりの消費者と供出農民との間の幅は、一體會計法規の上からどこに合法的に處理されたものであるか、またされんとするものであるか、大炭の場合においても値上げをされ、一俵十三圓のものが五十四圓五十錢になり、それが最終小賣におきまして白炭は八十四圓五十錢、黒炭は九十四圓五十錢ですが、本炭一俵について約三十圓の大きな幅がある。